仏壇リノベーション

近年は和室のない家庭も多くなってきました。仏壇を受け継ぐにも仏間やスペースがなく、小さな仏壇に買い替えを検討される方も少なくありません。そんな近年の事情に合わせ考えられたのがリノベーションです。外側はリビングに馴染む木目の活きたスタイリッシュな外観、扉を開けば先祖代々でおまいりしてきたお仏壇が…。

 

内部の屋根、彫刻や蒔絵などを活かしてダウンサイジングが可能です。モダン仏壇と伝統仏壇の融合をご提案いたします。

また、お仏壇の蒔絵や彫刻の変更、家紋入れなどの部分リフォームもお任せください。

施工例

こちらでは仏壇そのものを活かしたリノベーションを紹介させていただきます。

~before~

 

キリスト教徒のお客様からのご相談により、京型25号の仏壇のリノベーションをさせていただきました。仏壇内部の屋根はご自身で外されていましたが、背面板の上部は木目がむき出しになってしまいます。経年により金箔の変色も見られました。

 

障子や須弥壇といった既存の飾りつけを撤去して、洋風にも感じられるデザインにしたいとのご要望でした。

~after~

 

扉の金箔は縁取りのみ、障子を撤去することでシンプルでモダンなイメージに、背面は全面を黒塗りにして十字架に合わせて光背を作製。須弥壇や彫刻を撤去し引出しなどの蒔絵も除去して、縁取りのみ金箔仕上げとしております。

 

お客様のご要望で欄間の彫刻も変更、黒塗り仕上げにさせていただきました。

外観は艶あり、内部は8分艶として、落ち着いた雰囲気となっています。

外観は特に変更はありませんが金具をアンティーク調に仕上げました。天井や光背はあえて金箔を使わず金色塗料や金色紙を使用しております。仏間を拝見してイメージを共有、何度も打ち合わせをさせていただき完成となりました。

大正ロマンを想わせる素敵な和室にマッチしているかと思います。

~before~

~after~